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韓国のATMで日本のカードは使える?手数料3種類の内訳と節約のコツ

韓国のATMで日本のカードは使える?手数料3種類の内訳と節約のコツ
韓国のATMで日本のカードを使うときの手数料の内訳

「韓国のATMで日本のカードは使えるの?」「使えるとして、手数料はいくら引かれるの?」。

韓国旅行や短期滞在の準備をしていると、必ずぶつかる疑問です。

結論から言うと、国際ブランド(Visa・Mastercard・JCBなど)が付いた日本のカードなら、海外カード対応の韓国のATMで現地通貨ウォンを引き出せます。

ただし、引き出し1回ごとに「誰に・何の名目で・いくら」払っているのかを理解していないと、帰国後の明細を見て驚くことになります。

この記事では、韓国のATMで日本のカードを使ったときに発生する手数料を3種類に分解します。

そして、それぞれが「韓国側」と「日本側」のどちらで決まるのかを整理します。

数値は各事業者の公式ページで確認できたものだけを載せます。

確認できなかった項目は「公式に確認できなかった」と正直に書きます。

確認日はすべて2026年10月15日です。

先に結論を3つにまとめます。

  • 国際ブランドのロゴが付いた日本のカードなら、海外カード対応の韓国のATMでウォンを引き出せる。
  • 手数料は①韓国側のATM設置事業者の手数料、②日本側のATM利用手数料、③日本側の為替上乗せの3種類。
  • 「円で確定しますか?」の画面では、ウォン(現地通貨)で確定する。

Table of Contents

この記事でわかること

  • 韓国のATMで使える日本のカードの条件(国際ブランドのロゴの有無)。
  • 手数料3種類の内訳と、それぞれが韓国側・日本側のどちらで決まるのか。
  • 公式に確認できた日本側の手数料(セブン銀行・Wise)の具体的な条件。
  • 1回の引き出しで手数料がどの順番で積み上がるか。
  • 「円で確定しますか?」の画面(DCC)でどちらを選ぶべきか。
  • 現地のATMで日本のカードを使う手順と、出発前の準備リスト。
  • 帰国後の明細を読むための用語集。

韓国のATMで日本のカードは使える?基本の答え

使えます。

ただし「すべてのATM」ではありません。

韓国の銀行やコンビニに設置されているATMのうち、海外発行カードに対応している機種には、一般に英語・日本語などの外国語メニューがあります。

また、Visa・Mastercard・JCB・銀聯などの国際ブランドのロゴ表示があります。

旅行者向けの案内では「Global ATM」と表示された機種を探すよう案内されることが多いです。

仁川空港や金浦空港、ソウル・釜山など主要都市の銀行ATMは、対応している機種が見つけやすい場所です。

海外カード対応ATMの見分け方

  • 英語・日本語などの外国語メニューがある。
  • Visa・Mastercard・JCB・銀聯などの国際ブランドのロゴが表示されている。
  • 「Global ATM」と表示されている。
  • 仁川空港・金浦空港、ソウル・釜山など主要都市の銀行ATMに多い。

日本のカードを使う場合、カードの種類によって「引き出しの仕組み」が違います。

この違いが、後で説明する手数料の内訳に直結します。

カードの種類韓国のATMでの扱いお金の出どころ日本側の主な費用
クレジットカード海外キャッシング(借入)カード会社からの借入利息+カード会社のATM手数料
デビット付きキャッシュカード海外ATM引き出し自分の銀行口座から即時引落ATM利用手数料+為替上乗せ
海外送金系プリペイド(Wiseなど)海外ATM引き出し事前にチャージした残高無料枠超過分の手数料
国際ブランドなしのキャッシュカード原則使えない——

なお、日本国内専用のキャッシュカード(国際ブランドのロゴがないもの)は韓国のATMでは使えません。

出発前に、手元のカードに国際ブランドのロゴがあるかを必ず確認してください。

あわせて、海外ATM利用の設定がオンになっているかも確認してください。

手数料は3種類ある:どこで・誰に払うのか

韓国のATMで日本のカードを使ったときに発生する費用は、大きく次の3種類に分かれます。

  • ①ATM設置事業者の手数料(韓国側):ATMを置いている銀行や事業者が、引き出し額に上乗せして徴収する手数料。
  • ②カード会社・銀行の手数料(日本側):海外ATM利用1回ごとに、日本のカード発行会社が請求する固定の手数料。
  • ③為替レートへの上乗せ(日本側):国際ブランドの基準レートに、カード発行会社が一定率を加算して円換算する分。

この3つのうち、①は韓国で、②と③は日本で決まります。

つまり、「どのATMで引き出すか」で①が変わります。

そして、「どのカードで引き出すか」で②と③が変わる、という構造です。

クレジットカードの場合は、これに加えて返済日までの利息が発生します。

項目決まる場所誰に払う確認できる場所
①ATM設置事業者の手数料韓国ATMの設置銀行・事業者ATM画面(取引確定前)
②カード会社のATM手数料日本カード発行会社発行会社の公式サイト・規約
③為替レートの上乗せ日本カード発行会社発行会社の公式サイト・規約
(クレジットのみ)利息日本カード発行会社発行会社の公式サイト・規約

韓国側と日本側の違いを、比べる点ごとに並べ直します。

比べる点①韓国側②③日本側(クレジットのみ)利息
決まる場所韓国日本日本
誰に払うATMの設置銀行・事業者カード発行会社カード発行会社
何で変わるかどのATMで引き出すかどのカードで引き出すかクレジットかデビットか
事前にわかるかATM画面(取引確定前)に表示発行会社の公式サイト・規約で公開発行会社の公式サイト・規約で公開
通貨ウォン③はウォン→円の換算時、②は換算後に円で加算円
③為替上乗せの対象か対象になる(ウォン建てで加算されるため)②は換算後に加算される—
この記事で確認できた数値公式に確認できずセブン銀行:110円・3.0%/Wise:月額25,000円まで無料本記事では未確認

何を変えると、どの手数料が変わるか

自分で選べること影響する手数料決まる場所選ぶときの目安
どのATMで引き出すか①ATM設置事業者の手数料韓国確認画面に表示された金額を読む
どのカードで引き出すか②ATM手数料・③為替上乗せ日本発行会社の公式サイトで事前に比較する
クレジットかデビットか利息の有無日本クレジットは返済日までの利息が加わる
何回に分けて引き出すか①と②の固定手数料の回数韓国・日本回数を減らすほど有利になりやすい
ウォンで確定するか円で確定するか③の計算方法(DCC)韓国ウォン(現地通貨)で確定する

①韓国側:ATM設置事業者の手数料

韓国のATMで海外カードを使うと、ATMを設置している銀行や事業者が独自に定めた手数料を、引き出し額とは別に徴収することがあります。

この金額は設置事業者ごと、機種ごとに異なり、全国一律の金額は存在しません。

正直にお伝えすると、この記事の執筆にあたり、韓国の主要ATM設置事業者の公式ページで「海外カード1回あたり○ウォン」と明記された手数料表を直接確認することはできませんでした。

インターネット上には具体的な金額を挙げた記事が多数あります。

しかし、公式の一次情報として確認できなかった数値は、この記事には載せません。

その代わり、現地で確実に金額を知る方法があります。

海外カード対応のATMでは、金額を入力した後、取引を確定する前の画面に手数料額が表示されるのが一般的です。

ここで表示された金額に納得できなければ、キャンセルして別のATMを探せます。

手数料の高い・安いを見分ける最も確実な方法は、この確認画面を読むことです。

韓国側の手数料を確認するときのチェックポイント

  • ATMの画面で日本語または英語を選び、「手数料」「Fee」「수수료」の表示を探す。
  • 表示された手数料は引き出し額に加算されて口座から引かれる(受け取る現金は入力した金額のまま)。
  • 金額に納得できなければ「取消」「Cancel」で取引を止めてよい。この時点では課金されない。
  • 同じ銀行でも設置場所(支店内・コンビニ内・空港)で機種が違い、手数料が異なることがある。
  • 少額を何度も引き出すと、1回ごとの固定手数料が積み重なる。回数を減らす方が有利になりやすい。

ATM画面での手数料確認の流れ

場面画面に出るものやること課金されるか
言語選択日本語/English など読みやすい言語を選ぶされない
金額入力引き出し額(ウォン)の入力欄必要な金額をウォンで入力するされない
確認画面「手数料」「Fee」「수수료」の金額金額を読み、納得できるか判断するまだされない
納得できない場合「取消」「Cancel」取引を止めて別のATMを探すされない
取引確定暗証番号の入力現金・カード・明細を受け取る引き出し額+手数料が引かれる

②③日本側:カード会社の手数料と為替上乗せ(公式確認済み)

日本側の手数料は、カード発行会社の公式サイトで条件が公開されています。

ここでは、公式ページで直接確認できた2社の例を挙げます。

いずれも確認日は2026年10月15日、出典は各社の公式サイトです。

例1:セブン銀行 デビット付きキャッシュカード

セブン銀行の公式FAQ(個人のお客さま向け「よくあるご質問」)によると、海外ATMでデビット付きキャッシュカードを利用した場合、ATM利用手数料は1回につき110円(税込)です。

さらに、海外での利用額はJCBが定める基準レートにセブン銀行所定のレート(3.0%)を加算したレートで円貨換算されます。

つまり、①韓国側の手数料とは別に、②110円の固定手数料と③3.0%の為替上乗せが日本側で発生します。

  • ②ATM利用手数料:1回につき110円(税込)。
  • ③為替上乗せ:JCBが定める基準レート+セブン銀行所定のレート(3.0%)。
  • 出典:セブン銀行 公式FAQ(個人のお客さま向け「よくあるご質問」)。
  • 確認日:2026年10月15日。

例2:Wise デビットカード

Wiseの日本向け公式手数料ページによると、海外ATMからの出金は月額25,000円までは出金手数料が無料です。

25,000円を超える部分には100円+1.75%の手数料がかかります。

同ページには「一部のATMプロバイダーで追加手数料が請求される場合があります」とも明記されています。

これはまさに①韓国側のATM設置事業者の手数料を指しています。

  • 海外ATM出金:月額25,000円まで出金手数料が無料。
  • 25,000円を超える部分:100円+1.75%の手数料。
  • 「一部のATMプロバイダーで追加手数料が請求される場合があります」との注記あり(=①韓国側の手数料)。
  • 出典:Wise 日本向け公式手数料ページ。確認日:2026年10月15日。
カード②ATM手数料(日本側)③為替上乗せ出典・確認日
セブン銀行 デビット付きキャッシュカード1回につき110円(税込)JCB基準レート+3.0%セブン銀行公式FAQ/2026年10月15日
Wise デビットカード月額25,000円まで無料。超過分に100円+1.75%公式ページの手数料体系に従う(上記超過分に含む)Wise公式手数料ページ/2026年10月15日
一般的なクレジットカード(海外キャッシング)発行会社ごとに規定発行会社ごとに規定+返済日までの利息各発行会社の公式サイト(本記事では未確認)

クレジットカードの海外キャッシングについては、多くの発行会社がATM利用手数料と利息を公式サイトで公開しています。

しかし、この記事の執筆時点で該当ページを直接読み取ることができなかったため、具体的な金額は載せていません。

お持ちのカードの公式サイトで、次の3点を確認してください。

  • 「海外キャッシング」の条件。
  • 「ATM利用手数料」の金額。
  • 「実質年率」(返済日までの利息の計算のもと)。

1回の引き出しで、手数料はどう積み上がるか

金額を仮置きせずに、構造だけを整理します。

現地のATMで日本のデビットカードを使ってウォンを引き出した場合、口座から引かれる円の金額は次の順番で決まります。

  • ステップ1:ATMで入力した引き出し額(ウォン)に、①韓国側のATM設置事業者の手数料(ウォン)が加算される。
  • ステップ2:その合計ウォン額が、国際ブランドの基準レートに③発行会社の上乗せ率を加えたレートで円に換算される。
  • ステップ3:換算後の円額に、②発行会社のATM利用手数料(円)が加算される。
  • ステップ4:クレジットカードの場合は、さらに返済日までの利息が加わる。
ステップ加わるもの通貨決まる場所
ステップ1①ATM設置事業者の手数料ウォン韓国
ステップ2③為替レートの上乗せ(基準レート+上乗せ率で円換算)ウォン→円日本
ステップ3②発行会社のATM利用手数料円日本
ステップ4(クレジットのみ)返済日までの利息円日本

ポイントは、①の韓国側手数料も③の為替上乗せの対象になることです。

ウォン建てで加算された手数料は、換算のときに上乗せ率の分だけさらに膨らみます。

また②の固定手数料は引き出し額の大小に関係なく1回ごとにかかります。

そのため、少額を何度も引き出すほど割高になります。

見落としやすい落とし穴:「円で確定しますか?」の選択

海外のATMや店頭では、取引の途中で「現地通貨(ウォン)で確定するか、自国通貨(円)で確定するか」を選ぶ画面が出ることがあります。

これは一般にDCC(ダイナミック・カレンシー・コンバージョン)と呼ばれる仕組みです。

「円」を選ぶとATM側(韓国側)が独自のレートで換算します。

どちらが得かはそのときのレート次第です。

ただし、少なくとも「円で確定」を選んだ場合は、上の表で確認した発行会社の為替上乗せ率とは別の計算になります。

自分のカードの条件を把握している人ほど、ウォン(現地通貨)で確定して発行会社の公式条件どおりに換算させる方が、事後に明細を検証しやすくなります。

選択誰が換算するか使われるレート事後の検証
ウォン(現地通貨)で確定カード発行会社(日本側)国際ブランドの基準レート+発行会社の上乗せ率公式条件どおりなので検証しやすい
円で確定(DCC)ATM側(韓国側)ATM側の独自レート発行会社の上乗せ率とは別の計算になる

ウォン(現地通貨)で確定したときの流れを整理します。

  • 換算するのはカード発行会社(日本側)になる。
  • 使われるレートは、国際ブランドの基準レート+発行会社の上乗せ率になる。
  • 公式条件どおりの換算なので、帰国後に明細を検証しやすい。

韓国のATMで日本のカードを使う手順

  • 海外カード対応のATM(国際ブランドのロゴ、外国語メニューがある機種)を探す。
  • カードを挿入し、言語選択で「日本語」または「English」を選ぶ。
  • 「出金」「Withdrawal」を選び、口座種別を聞かれたらクレジットカードは「Credit」、デビット・プリペイドは「Savings」または「Checking」を試す(機種によって表記が異なる)。
  • 金額をウォンで入力する。
  • 確認画面で①韓国側手数料の表示を読み、納得できなければ取消する。
  • 通貨選択の画面が出たら「ウォン(現地通貨)」を選ぶ。
  • 暗証番号を入力し、現金・カード・明細を受け取る。明細は帰国後の照合用に保管する。
カードの種類ATMで選ぶ口座種別通貨選択備考
クレジットカードCreditウォン(現地通貨)海外キャッシング扱い。返済日まで利息が発生
デビット付きキャッシュカードSavings または Checkingウォン(現地通貨)Savingsから試す。機種によって表記が異なる
海外送金系プリペイド(Wiseなど)Savings または Checkingウォン(現地通貨)事前にチャージした残高から引き出し

暗証番号は4桁が基本です。

日本で6桁以上の暗証番号を設定しているカードは、海外ATMで弾かれることがあるため、出発前に発行会社へ確認してください。

また、海外ATM利用の上限額や「海外利用をオンにする」設定が必要なカードもあります。

海外カード対応ATMはどこにある?

到着直後に最も見つけやすいのは、仁川空港・金浦空港の到着ロビーにある銀行ATMです。

市内では、主要銀行の支店に併設されたATMコーナー、地下鉄駅構内、コンビニの店内などに設置されています。

ただし、同じコンビニチェーンでも店舗によって設置機種が違い、海外カード非対応の機種しかない店もあります。

深夜や早朝は支店併設のATMコーナーが閉まっている場合があります。

そのため、日中のうちに必要な分を引き出しておくと安心です。

  • 空港の到着ロビー:見つけやすいが、混雑時は列ができる。
  • 銀行支店のATMコーナー:対応機種が多い。営業時間外は入れない場合がある。
  • 地下鉄駅構内:T-moneyチャージと合わせて立ち寄りやすい。
  • コンビニ店内:24時間使えるが、店舗ごとに対応状況が異なる。
設置場所見つけやすさ使える時間注意点
空港の到着ロビー(仁川・金浦)到着直後に最も見つけやすい到着時混雑時は列ができる
銀行支店のATMコーナー対応機種が多い営業時間内が中心深夜・早朝は閉まっている場合がある
地下鉄駅構内立ち寄りやすい駅の運行時間内T-moneyチャージと合わせて利用できる
コンビニ店内店舗ごとに異なる24時間海外カード非対応の機種しかない店もある

そもそも現金はどれくらい必要?引き出し回数を減らす考え方

韓国はカード決済が広く普及しています。

コンビニ、地下鉄、オリーブヤング、カフェなど多くの場面でカードやスマホ決済が使えます。

現金が必要になる場面を事前に絞り込めば、ATMで引き出す回数そのものを減らせます。

場面現金の必要度補足関連記事
地下鉄・バス(T-money)チャージ時に必要なことがあるカードのチャージ方法は記事参照地下鉄・T-moneyガイド
コンビニ低い海外カード決済に対応している店が多いコンビニ活用ガイド
オリーブヤング低いカード決済が一般的オリーブヤング買い物ガイド
フードデリバリー低いアプリ内決済が中心デリバリーアプリガイド
市場・屋台・個人商店高い少額現金があると安心—
帰国前に余ったウォン—再両替・使い切りの方法余ったウォンの扱い

引き出し回数を減らすと有利になる理由

  • ①韓国側のATM設置事業者の手数料は、引き出し1回ごとにかかる。
  • ②日本側のATM利用手数料は、引き出し額の大小に関係なく1回ごとにかかる固定の手数料。
  • ①のウォン建て手数料は、③の為替上乗せの対象にもなる。
  • 引き出しすぎて余ったウォンは、再両替でもう一度為替コストがかかる。

引き出し回数による違いを表にまとめます。

項目まとめて引き出す少額を何度も引き出す理由
①韓国側のATM設置事業者の手数料1回分回数分かかる引き出し1回ごとにかかる
②日本側のATM利用手数料1回分回数分かかる引き出し額の大小に関係なく1回ごとにかかる固定の手数料
③為替上乗せ①の手数料1回分が対象①の手数料が回数分対象になるウォン建ての手数料も換算時に上乗せ率の分だけ膨らむ
有利になりやすいのはこちら割高になりやすい「必要な分を、できるだけ少ない回数で」が基本方針

引き出しすぎて余ったウォンは、再両替でもう一度為替コストがかかります。

「必要な分を、できるだけ少ない回数で」が、現地でのATM手数料を抑える基本方針です。

長期滞在で韓国から日本へお金を戻す必要がある方は、韓国から日本への送金FAQも参考にしてください。

出発前に済ませておきたい準備リスト

現地のATMでトラブルなく引き出すための準備は、日本にいる間にほぼ終えられます。

特に海外利用設定と暗証番号の確認は、現地で気づいても対処が難しい項目です。

準備項目確認する場所理由優先度
国際ブランドのロゴがあるかカード券面ロゴがないカードは現地のATMで使えない必須
海外ATM利用の設定がオンか発行会社のアプリ・会員ページ初期設定でオフになっているカードがある必須
暗証番号が4桁か発行会社海外ATMは4桁入力が基本必須
海外ATM利用の1日上限額発行会社の公式サイト上限を超えるとエラーになる高
②ATM手数料・③為替上乗せ率発行会社の公式サイトカードごとの条件を比較して持参カードを決める高
カードを2枚以上持参—ブランド非対応・磁気不良・紛失に備える高
発行会社の海外からの連絡先発行会社の公式サイト紛失・不正利用時にすぐ止めるため中
少額の現金ウォンの両替日本の空港・銀行到着直後にATMが見つからない場合の保険中

現地で困ったときの切り分け早見表

ATMでエラーが出たときの主な原因と対処を、本文で説明した内容から整理します。

起きたこと考えられる原因その場でできること出発前にできたこと
カードが受け付けられない国際ブランドのロゴがない/機種が非対応ブランド別の機種・別のブランドのカードを試す券面のロゴ確認、カードを2枚以上持参
エラーで引き出せない海外利用の設定がオフ発行会社のアプリで海外利用設定を確認する海外ATM利用の設定をオンにする
暗証番号が通らない暗証番号の桁数(6桁以上)別の機種を試す暗証番号が4桁か発行会社に確認
金額を入れるとエラー1日の上限額を超えている金額を下げて再試行する海外ATM利用の1日上限額を確認
口座が見つからない口座種別の選択ミスSavings/Checking/Creditを変えて再試行するカードの種類に合う口座種別を把握する
手数料が高いと感じる①設置事業者ごとの手数料の差「取消」「Cancel」で止めて別のATMを探す②③の条件が有利なカードを選ぶ
ATMコーナーに入れない深夜・早朝で閉まっているコンビニ店内のATMを探す日中のうちに必要な分を引き出す
カードを紛失した—発行会社の海外からの連絡先に連絡して止める連絡先を控えておく、予備カードを持参

明細を読むための用語集

帰国後にカード明細を見たとき、「どの行が何の手数料か」を判別できるように、関連する用語をまとめておきます。

用語意味手数料3種類との対応備考
ATMオーナー手数料/Access FeeATM設置事業者が徴収する手数料①韓国側ATM画面で事前表示
海外ATM利用手数料発行会社が1回ごとに請求する固定手数料②日本側明細では別行になることが多い
海外事務手数料/為替手数料基準レートに加算される率③日本側明細では換算額に含まれる
基準レートVisa・Mastercard・JCBなど国際ブランドが定める換算レート③の計算のもと日によって変動
海外キャッシングクレジットカードでの現地通貨借入クレジット特有利息が別途発生
DCC現地通貨ではなく円で確定する仕組み①③に影響ウォン確定が検証しやすい
Global ATM海外カード対応ATMの一般的な呼び名①の対象機種ごとに対応ブランドが異なる
Savings/Checking/CreditATMで選ぶ口座種別—デビットはSavingsから試す

明細を照合するときは、ATMで受け取ったレシートの数字とカード明細を突き合わせます。

  • レシートの「引き出し額」。
  • レシートの「手数料」。
  • レシートの「合計」。
  • カード明細の円換算額・手数料行。

差額が説明できない場合は、発行会社に問い合わせれば内訳を教えてもらえます。

よくある質問

Q. JCBカードは韓国のATMで使えますか?

海外カード対応のATMでJCBのロゴが表示されていれば利用できます。

ただし、対応ブランドは機種ごとに異なるため、Visa・Mastercardと比べると使える台数が限られる可能性があります。

複数ブランドのカードを持っていくと安心です。

Q. 手数料を一番安くするにはどうすればいい?

次の4点を組み合わせるのが基本です。

  • ①韓国側の手数料が画面で安いATMを選ぶ。
  • ②③日本側の条件が有利なカードを使う。
  • 引き出し回数を減らす。
  • 現地通貨で確定する。

カードごとの条件は上の表のように公式サイトで事前に確認しておきましょう。

Q. ATMでエラーが出て引き出せない場合は?

海外利用の設定がオフ、暗証番号の桁数、1日の上限額、口座種別の選択ミスなどが主な原因です。

別の機種を試す、口座種別を変えて再試行する、発行会社のアプリで海外利用設定を確認する、の順で切り分けてください。

Q. 国際ブランドのロゴがないキャッシュカードは使えますか?

原則使えません。

日本国内専用のキャッシュカード(国際ブランドのロゴがないもの)は韓国国内のATMでは使えません。

出発前にカード券面にVisa・Mastercard・JCBなどのロゴがあるかを確認してください。

Q. 「円で確定しますか?」と聞かれたら、どちらを選べばいい?

これはDCC(ダイナミック・カレンシー・コンバージョン)の画面です。

「円」を選ぶとATM側(韓国側)が独自のレートで換算し、発行会社の為替上乗せ率とは別の計算になります。

自分のカードの条件を把握しているなら、ウォン(現地通貨)で確定する方が、事後に明細を検証しやすくなります。

Q. 韓国側のATM手数料は、事前にいくらかわかりますか?

設置事業者ごと、機種ごとに異なり、全国一律の金額は存在しません。

この記事の執筆時点では、公式ページで明記された手数料表を直接確認できませんでした。

確実に知る方法は、金額入力後、取引を確定する前の確認画面に表示される手数料額を読むことです。

納得できなければ、その時点で取消しても課金されません。

Q. 深夜や早朝でもATMは使えますか?

銀行支店に併設されたATMコーナーは、深夜や早朝は閉まっている場合があります。

コンビニ店内のATMは24時間使えますが、店舗ごとに海外カードの対応状況が異なります。

日中のうちに必要な分を引き出しておくと安心です。

Q. クレジットカードとデビットカードで、手数料の構造は違いますか?

①②③の3種類がかかる点は同じです。

クレジットカードの場合は、これに加えて返済日までの利息が発生します。

現地のATMではクレジットカードは海外キャッシング(借入)の扱いになり、お金の出どころはカード会社からの借入です。

デビット付きキャッシュカードは、自分の銀行口座から即時引落です。

Q. Wiseのデビットカードで引き出すと、手数料はいくらですか?

Wiseの日本向け公式手数料ページによると、海外ATMからの出金は月額25,000円までは出金手数料が無料です。

25,000円を超える部分には100円+1.75%の手数料がかかります。

ただし、同ページには「一部のATMプロバイダーで追加手数料が請求される場合があります」と明記されています。

これは①韓国側のATM設置事業者の手数料を指しています。

確認日は2026年10月15日です。

Q. ATMのレシートは保管した方がいいですか?

はい。帰国後の照合用に保管してください。

レシートの「引き出し額」「手数料」「合計」と、カード明細の円換算額・手数料行を突き合わせます。

差額が説明できない場合は、発行会社に問い合わせれば内訳を教えてもらえます。

この記事で確認した出典

  • セブン銀行 公式FAQ「海外でセブン銀行デビット付きキャッシュカードを利用した場合、手数料はかかりますか?」:ATM利用手数料1回110円(税込)、JCB基準レート+3.0%(2026年10月15日確認)
  • Wise 公式「カード手数料」ページ(日本):海外ATM出金は月額25,000円まで無料、超過分に100円+1.75%(2026年10月15日確認)
  • MOIN公式 moin cardページ:チャージ手数料0%、2026年下半期リリース予定、事前登録受付中(2026年10月15日確認)

確認できた出典と、確認できなかった項目を表にまとめます。

出典確認できた内容対応する手数料確認日
セブン銀行 公式FAQATM利用手数料1回110円(税込)、JCB基準レート+3.0%②③日本側2026年10月15日
Wise 公式「カード手数料」ページ(日本)海外ATM出金は月額25,000円まで無料、超過分に100円+1.75%②③日本側2026年10月15日
MOIN公式 moin cardページチャージ手数料0%、2026年下半期リリース予定、事前登録受付中—2026年10月15日
韓国の主要ATM設置事業者の公式ページ手数料表を直接確認できず(掲載見送り)①韓国側—
クレジットカード各社の公式サイト海外キャッシング手数料・利率を直接読み取れず(掲載見送り)②③日本側+利息—

韓国側のATM設置事業者の手数料額については、執筆時点で公式ページを直接確認できなかったため、具体的な数値の掲載を見送りました。

クレジットカード各社の海外キャッシング手数料・利率についても同様に、掲載を見送りました。

ATM手数料に悩まない選択肢:moin card(事前登録受付中)

ここまで見てきたとおり、韓国国内のATMで日本のカードを使うと、韓国側と日本側の両方で手数料が積み上がります。

海外送金サービスMOIN(モイン)が準備中のmoin cardは、日本円からチャージして韓国で使うことを想定したカードです。

公式ページではチャージ手数料0%と案内されています。

ウォンを現金で持ち歩く量を減らせれば、ATMで引き出す回数そのものを減らすことにつながります。

  • 日本円からチャージして韓国で使うことを想定したカード。
  • 公式ページではチャージ手数料0%と案内。
  • 2026年下半期リリース予定。現在は事前登録を受付中。

moin cardは2026年下半期リリース予定で、現在は事前登録を受け付けています。

※リリース時期・手数料・利用条件は変更される可能性があります。

最新の条件は公式ページでご確認ください。

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