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海外決済のDCC(現地通貨建て)とは|損しない3つの選び方【Visa・JCB公式で確認】

海外決済のDCC(現地通貨建て)とは|損しない3つの選び方【Visa・JCB公式で確認】

韓国のコンビニやカフェでクレジットカードを出したとき、端末に「KRW(ウォン)」と「JPY(日本円)」の2つの金額が並んで表示され、どちらかを選ぶよう求められた経験はありませんか。

これが「DCC(ダイナミック・カレンシー・コンバージョン)」と呼ばれる仕組みです。

日本円が表示されると「分かりやすいから」とつい日本円を押してしまいがちですが、実はここで現地通貨(ウォン)を選ぶかどうかで、同じ買い物でも支払う総額が変わります。

この記事では、DCC 海外決済の仕組みを、Visa・JCBの公式案内をもとに整理し、韓国旅行・滞在中に損をしないための「3つの選び方」をまとめます。

本文中の数値は、2026年10月16日時点で各社の公式ページ・公式資料から確認できたものだけを掲載しています。

確認できなかった数値(例:店側が上乗せするレートの具体的な割合、Visa・Mastercardブランドのカード会社ごとの海外事務手数料率)は掲載していません。

お手持ちのカードの条件は、必ずカード発行会社の案内でご確認ください。

この記事で分かることは次のとおりです。

  • DCC(ダイナミック・カレンシー・コンバージョン)の仕組み
  • Visa・JCBの公式案内の内容(2026年10月16日確認)
  • 韓国で損をしないための3つの選び方
  • 現地通貨建ての場合の請求額の決まり方(JCBの公式レートを例に)
  • 韓国でDCCに遭遇しやすい場面と対処
  • 出発前チェックリスト

反対に、本記事に掲載していないものは次のとおりです。

  • 店側が上乗せするレートの具体的な割合
  • Visa・Mastercardブランドのカード会社ごとの海外事務手数料率
  • Mastercardブランド固有の数値や文言
  • moin cardの決済時の手数料やその他の条件

Table of Contents

DCC(ダイナミック・カレンシー・コンバージョン)とは

DCCとは、海外の加盟店やATMでカードを使うとき、現地通貨ではなく「カードの発行国の通貨(日本発行カードなら日本円)」で決済金額を確定させるサービスです。

端末やATMが、その場で現地通貨を日本円に換算して金額を提示します。

換算に使われるレートは、店舗やATMの運営側(またはその決済処理会社)が設定したものです。

DCCの流れを整理すると次のようになります。

  • 端末やATMが、その場で現地通貨を日本円に換算する
  • 換算後の日本円の金額が画面に提示される
  • 日本円を選ぶと、店舗・ATM運営側のレートで決済金額がその場で確定する

一方、現地通貨(韓国ならウォン)のまま決済すると、後日、国際ブランド(Visa・Mastercard・JCBなど)の基準レートにカード会社所定の手数料を加えたレートで日本円に換算され、請求されます。

現地通貨建ての流れは次のとおりです。

  • 端末で現地通貨(ウォン)を選び、ウォンのまま決済する
  • 後日、国際ブランドの基準レートにカード会社所定の手数料を加えたレートが適用される
  • 日本円に換算された金額が請求される

つまり「誰がどのレートで換算するか」が、DCCと現地通貨建ての最大の違いです。

項目DCC(日本円建て)現地通貨建て(ウォン)
換算するタイミング決済のその場後日(カード会社の処理日)
換算レートを決める主体店舗・ATM運営側(決済処理会社)国際ブランド+カード発行会社
レシートに載る通貨日本円(JPY)ウォン(KRW)
請求額がその場で確定するかするしない(後日確定)
カード会社の海外事務手数料カード会社の規約による(本記事では確認できず)基準レートに加算(例:JCBは1.60%)
端末での表示例「JPY ○○」「ACCEPT CONVERSION」「KRW ○○」「DECLINE CONVERSION」
公式案内の推奨―JCBは現地通貨での支払いを推奨
主なリスク店側レートが割高になる可能性為替変動で金額が多少動く
取り消し・変更レシート発行後は困難―
向いている人―手数料を抑えたいほぼ全員

カードブランド公式はどう説明しているか(2026年10月16日確認)

Visa(ビザ)公式「海外ATMの操作方法」

Visaの日本公式サイト(visa.co.jp)が公開している「海外ATMの操作方法」資料には、ATMでの為替レート選択について次のように書かれています。

「ATMによっては、現地通貨と日本円での金額が表示されます。『DECLINE CONVERSION』を選ぶと現地通貨にカード会社の為替レートが適用されます。『ACCEPT CONVERSION』を選ぶとATMの為替レートによる円建て金額が請求され、割高になる場合があります。」(Visa「海外ATMの操作方法」、2026年10月16日確認)

ポイントは「ACCEPT CONVERSION(換算を受け入れる)=DCC」「DECLINE CONVERSION(換算を断る)=現地通貨建て」という対応関係です。

英語の画面では「Accept=得」に見えてしまいますが、Visa自身が「割高になる場合がある」と注意喚起しています。

ATM画面の選択肢英語の印象実際の意味Visa公式の説明
ACCEPT CONVERSION「受け入れる」=得に見えるDCC(円建て)ATMの為替レートによる円建て金額が請求され、割高になる場合がある
DECLINE CONVERSION「断る」=不安に感じる現地通貨建て現地通貨にカード会社の為替レートが適用される
断る対象―ATM側の換算だけ取引そのものはキャンセルされない
確認日――2026年10月16日

JCB公式「海外旅行でクレジットカードを使うメリットと注意点」

JCBの公式サイト(jcb.co.jp)は、店頭での通貨選択について「日本円での支払いは、手数料を店側で決めていて、現地通貨よりも高くなる可能性があるため現地通貨での支払いをおすすめします」と明記しています。

さらに、現地通貨建てで決済した場合の換算方法について「JCBカードは、海外の加盟店などにお客さまのご利用代金を支払うなどの売上処理を行った日を換算日とし、換算日の基準レートに海外でのご利用にかかわる事務処理コスト1.60%(非課税)をプラスした換算レートを適用しています」と説明しています。(JCB公式、2026年10月16日確認)

また、JCBの「海外でのカード利用上のご注意」ページには「売上票の現地通貨が優先されます」という記載もあります。

つまり、レシート(売上票)にウォンで記載されていればウォン建て、日本円で記載されていれば日本円建て(DCC)として処理されるということです。

JCB公式の記載を要点だけ抜き出すと、次の4点になります。

  • 店頭では現地通貨での支払いをおすすめしている
  • 日本円での支払いは、手数料を店側で決めていて、現地通貨よりも高くなる可能性がある
  • 換算日は、JCBが売上処理を行った日。換算日の基準レートに1.60%(非課税)をプラスしたレートを適用する
  • 売上票の現地通貨が優先される

Mastercard(マスターカード)について

Mastercardの公式ページ(海外ATM活用ガイド、DCC加盟店向けガイド)は、本記事の執筆時点ではアクセス制限のため本文を直接確認できませんでした。

そのため、Mastercardブランド固有の数値や文言は本記事に掲載していません。

Mastercardカードをお持ちの方も、端末の表示が「KRW」か「JPY」かという判断基準は同じですので、以下の選び方をそのまま使えます。

Visa・JCB公式案内の比較

ここまでの公式案内を、ブランド別に並べて整理します。

項目VisaJCB
確認した資料「海外ATMの操作方法」「海外旅行でクレジットカードを使うメリットと注意点」「海外でのカード利用上のご注意」
推奨している選択DECLINE CONVERSION(現地通貨)現地通貨での支払い
DCCへの注意喚起割高になる場合があります現地通貨よりも高くなる可能性がある
海外事務手数料率本記事では確認できず1.60%(非課税)
換算日の定義―売上処理を行った日
処理通貨の決まり方―売上票の現地通貨が優先
確認日2026年10月16日2026年10月16日

損しない3つの選び方

選び方1:端末に通貨が2つ出たら「KRW(ウォン)」を選ぶ

最も基本のルールです。

店頭の端末で「KRW」と「JPY」が並んだら、KRWを選びます。

英語表示の場合は「DECLINE CONVERSION」「Pay in KRW」「Local currency」などがウォン建てにあたります。

店員さんが日本円の画面を出してくれることがありますが、それは親切のつもりであることがほとんどです。

「ウォンでお願いします(원화로 해주세요/ウォナロ ヘジュセヨ)」と伝えれば大丈夫です。

  • 「JPY」「ACCEPT CONVERSION」「Pay in your home currency」→ DCC(避ける)
  • 「KRW」「DECLINE CONVERSION」「Pay in local currency」→ 現地通貨建て(選ぶ)
  • 画面に「換算レート」「Exchange rate」「Markup」などの表記があれば、それはDCCの画面
  • 迷ったら、レシートの通貨表示を見る(KRWなら現地通貨建て)

店頭での流れを順番に整理すると次のようになります。

ステップすること補足
①端末に「KRW」と「JPY」が並んで表示されるここがDCCの選択画面
②「KRW」を選ぶ英語なら「DECLINE CONVERSION」「Pay in KRW」「Local currency」
③店員さんが日本円の画面を出したら「원화로 해주세요」と伝える親切のつもりであることがほとんど
④レシートの通貨表示がKRWか確認するJPYならDCCが適用されている

端末やレシートで目にする表示と、その意味を一覧にまとめます。

表示・フレーズ言語意味どうするか
KRW英語ウォン建て選ぶ
JPY英語日本円建て(DCC)避ける
DECLINE CONVERSION英語換算を断る=現地通貨建て選ぶ
ACCEPT CONVERSION英語換算を受け入れる=DCC避ける
Pay in KRW/Pay in local currency/Local currency英語ウォン建て選ぶ
Pay in your home currency英語DCC避ける
Exchange rate/Markup/換算レート英語・日本語DCCの画面に出る表記その画面はDCC
원화로 해주세요(ウォナロ ヘジュセヨ)韓国語ウォンでお願いします店員さんに伝える

選び方2:ATMでは「DECLINE CONVERSION」を押す

韓国のATMでウォンを引き出すときも、同じ選択画面が出ることがあります。

Visaの公式資料のとおり、「DECLINE CONVERSION」を選べば現地通貨にカード会社の為替レートが適用され、「ACCEPT CONVERSION」を選ぶとATM側のレートで円建て請求となり割高になる場合があります。

「Decline(断る)」という単語に不安を感じるかもしれませんが、取引そのものがキャンセルされるわけではありません。

断るのは「ATM側の換算」だけです。

ATM画面の表示意味押すべきか
DECLINE CONVERSIONATM側の換算を断り、ウォン建てで処理押す
ACCEPT CONVERSIONATM側のレートで日本円建てに換算押さない
WITH CONVERSIONATM側の換算あり(DCC)押さない
WITHOUT CONVERSIONATM側の換算なし(ウォン建て)押す
CONTINUE IN KRWウォン建てで続行押す
CONTINUE IN JPY日本円建てで続行(DCC)押さない
FOREIGN/DOMESTIC日本発行カードはFOREIGN(Visa公式案内より)FOREIGN
CREDIT/SAVINGSクレジットはCREDIT、デビット・プリペイドはSAVINGS(Visa公式案内より)カード種別に合わせる

選び方3:レシートの通貨を確認し、違っていればその場で言う

JCB公式の「売上票の現地通貨が優先されます」という記載のとおり、最終的にどちらの通貨で処理されるかはレシート(売上票)で決まります。

決済直後にレシートの金額が「JPY」で印字されていたら、DCCが適用されています。

その場であれば取り消して現地通貨で再決済してもらえる可能性がありますが、店を出てしまうと対応は難しくなります。

  • レシートの通貨欄が「KRW」→ 問題なし
  • レシートの通貨欄が「JPY」+換算レートが印字 → DCC。その場で「ウォンで」と伝え再決済を依頼
  • レシートは帰国後の明細照合まで保管する
  • カード会社のアプリで利用通知を確認すると、通貨の違いに早く気づける

レシートで確認する項目は次の4つです。

  • 通貨欄がKRWかJPYか
  • 換算レートが印字されているか(印字があればDCC)
  • 金額が端末で選んだ通貨と一致しているか
  • 帰国後に明細と照合できるよう保管してあるか

3つの選び方のまとめ

3つの選び方を、場面・選ぶもの・根拠の順に一覧にします。

選び方場面選ぶもの根拠となる公式案内
1店頭の端末KRW(ウォン)JCB:現地通貨での支払いを推奨
2ATMDECLINE CONVERSIONVisa:ACCEPT CONVERSIONは割高になる場合がある
3レシート(売上票)KRW表示を確認。JPYならその場で再決済を依頼JCB:売上票の現地通貨が優先

計算で見る:現地通貨建ての場合の請求額(JCBの公式レートを例に)

JCB公式は、海外利用手数料の考え方を「利用金額 × 基準レート × 事務手数料 = 海外利用手数料」と説明しています。

ここでは、JCBが公表している「基準レート+1.60%」だけを使って、ウォン建ての場合に請求額がどう決まるかを整理します。

DCC(日本円建て)側のレートは店舗ごとに異なり、公式資料で割合を確認できなかったため、数値は示しません。

請求額を構成する要素は次のとおりです。

要素内容出どころ
利用金額ウォンで決済した金額レシート(売上票)
基準レート国際ブランドが定める換算の基礎となるレート換算日のもの
事務手数料1.60%(非課税)JCB公式の記載
換算日JCBが売上処理を行った日決済日とずれることがある
請求額ウォン金額 × (換算日の基準レート+1.60%)後日、利用明細に反映
ステップ内容備考
①店頭でKRW建てを選ぶレシートはKRW表示
②JCBが売上処理を行った日が「換算日」になる決済日とずれることがある
③換算日の基準レートに1.60%(非課税)を加えたレートを適用JCB公式の記載
④ウォン金額 × ③のレート = 日本円の請求額後日、利用明細に反映
⑤請求額が確定するのは換算日レートが動けば金額も動く

一方、DCCを選ぶと「店舗側が決めたレート」でその場で日本円に換算されます。

JCBが公式に「現地通貨よりも高くなる可能性がある」と述べているのは、この店舗側レートが基準レート+1.60%より不利になり得るためです。

ただし、どれだけ不利かは店ごとに異なり、端末やレシートに表示される換算レート・手数料率を見るまで分かりません。

DCC側について本記事で示せないことを整理しておきます。

  • 店舗側が上乗せするレートの具体的な割合
  • 基準レート+1.60%と比べてどれだけ不利になるか
  • その場で確認できるのは、端末やレシートに表示される換算レート・手数料率のみ

韓国でDCCに遭遇しやすい場面

韓国では、外国人旅行者が多く利用する場所ほど、端末が日本円を提示してくることがあります。

筆者の経験と一般的な傾向にもとづく整理であり、統計値ではありません。

場面DCCが出やすいか対処
ホテルのチェックアウト出やすいKRW建てを依頼。デポジットの通貨も確認
免税店・百貨店出やすい端末の通貨選択画面でKRWを選ぶ
空港・観光地の両替機・ATM出やすいDECLINE CONVERSION
コンビニ比較的少ないレシートの通貨を確認
カフェ・飲食店店による「원화로 해주세요」と一言
オリーブヤング等のドラッグストア店によるKRWを選ぶ
地下鉄のT-money券売機―(ウォン現金・カード)DCCの対象外になることが多い
配達アプリ・オンライン決済サイトの通貨設定による通貨をKRWに設定
タクシー店によるカード端末の表示を確認

上の表を「出やすい」「店による」「比較的少ない」で分けると次のようになります。

  • 出やすい:ホテルのチェックアウト、免税店・百貨店、空港・観光地の両替機・ATM
  • 店による:カフェ・飲食店、オリーブヤング等のドラッグストア、タクシー
  • 比較的少ない:コンビニ
  • サイトの通貨設定による:配達アプリ・オンライン決済
  • DCCの対象外になることが多い:地下鉄のT-money券売機

場面別の具体的な使い方は、以下の記事も参考にしてください。

よくある質問

Q1. 日本円を選んだほうが「レートが確定して安心」では?

金額がその場で確定するのはDCCのメリットです。

ただし、確定する金額に店側の換算レートが含まれている点に注意が必要です。

JCB公式は「手数料を店側で決めていて、現地通貨よりも高くなる可能性がある」としています。

為替の変動幅より店側の上乗せのほうが大きくなり得るため、「安心」と「割安」は別の話だと考えてください。

Q2. 間違えて日本円(DCC)で決済してしまった。取り消せる?

店を出る前であれば、その場で取り消しとウォン建ての再決済をお願いしてみてください。

店を出た後や翌日以降は、店側の処理が完了していることが多く、カード会社に相談しても通貨の変更は基本的にできません。

レシートを見る習慣をつけるのが一番の予防策です。

Q3. デビットカードやプリペイドカードでもDCCは出る?

DCCは店舗・ATM側の仕組みなので、カードの種類(クレジット・デビット・プリペイド)に関係なく提示されることがあります。

選び方は同じで、常に現地通貨(KRW)を選びます。

Q4. ウォン建てなら手数料はゼロ?

いいえ。ウォンのまま決済しても、カード会社所定の海外事務手数料が基準レートに上乗せされます。

JCBの場合は公式に「基準レートに1.60%(非課税)」と明記されています。

Visa・Mastercardブランドの手数料率はカード発行会社ごとに異なり、本記事では公式ページの確認ができなかったため数値を掲載していません。

ご自身のカードの会員規約で確認してください。

Q5. ウォンが余ったらどうすればいい?

DCCを避けてウォン建てで決済していると、現金のウォンが手元に残りにくくなりますが、それでも余った場合の扱いは余ったウォンの使い道・換金ガイドを参考にしてください。

韓国に長く滞在して日本へお金を送る必要がある方は韓国から日本への送金FAQも合わせてどうぞ。

Q6. ATMで「DECLINE CONVERSION」を押すと、引き出し自体がキャンセルされる?

いいえ。取引そのものがキャンセルされるわけではありません。

断るのは「ATM側の換算」だけです。

Visaの公式資料のとおり、「DECLINE CONVERSION」を選べば現地通貨にカード会社の為替レートが適用されます。

Q7. Mastercardのカードでも、選び方は同じ?

はい。端末の表示が「KRW」か「JPY」かという判断基準は同じです。

本記事の3つの選び方をそのまま使えます。

ただし、Mastercardの公式ページは執筆時点でアクセス制限のため本文を直接確認できなかったため、Mastercardブランド固有の数値や文言は掲載していません。

Q8. 「換算日」とは何?決済した日と同じ?

JCB公式によると、換算日は「海外の加盟店などにお客さまのご利用代金を支払うなどの売上処理を行った日」です。

決済日とずれることがあります。

請求額が確定するのは換算日なので、レートが動けば金額も動きます。

Q9. 店員さんが日本円の画面を出してきたら、どう言えばいい?

「ウォンでお願いします(원화로 해주세요/ウォナロ ヘジュセヨ)」と伝えれば大丈夫です。

店員さんが日本円の画面を出すのは、親切のつもりであることがほとんどです。

決済後はレシートの通貨欄が「KRW」になっているか確認してください。

よくある質問の要点

質問短い答え関連する公式案内
Q1. 日本円のほうが安心?金額は確定するが、店側レートが含まれるJCB:現地通貨よりも高くなる可能性
Q2. DCCで決済してしまった店を出る前ならその場で再決済を依頼JCB:売上票の現地通貨が優先
Q3. デビット・プリペイドでも出る?出る。選び方は同じ―
Q4. ウォン建てなら手数料ゼロ?いいえ。JCBは基準レート+1.60%JCB:1.60%(非課税)
Q5. ウォンが余ったら余ったウォンの使い道・換金ガイドを参照―
Q6. DECLINEで取引キャンセル?されない。断るのはATM側の換算だけVisa「海外ATMの操作方法」
Q7. Mastercardでも同じ?同じ。KRWかJPYかで判断(本文未確認)
Q8. 換算日とはJCBが売上処理を行った日。決済日とずれることがあるJCB公式
Q9. 店員に何と言う?원화로 해주세요(ウォナロ ヘジュセヨ)―

用語の整理:DCC・基準レート・海外事務手数料

用語意味覚えておくこと
DCCDynamic Currency Conversion。海外の店・ATMがその場で自国通貨建てに換算する仕組み店側のレートが使われる
現地通貨建て韓国ならウォン(KRW)のまま決済すること後日カード会社がレート適用
基準レート国際ブランドが定める換算の基礎となるレートJCBは換算日の基準レートを使用
換算日カード会社が売上処理を行った日決済日と同じとは限らない
海外事務手数料ウォン建てでも基準レートに上乗せされるカード会社の手数料JCBは1.60%(非課税)
ACCEPT CONVERSIONATM画面で店側換算を受け入れる=DCC押さない
DECLINE CONVERSIONATM画面で店側換算を断る=ウォン建て押す
売上票レシート。記載通貨がそのまま処理通貨になるKRWかJPYかを確認

出発前チェックリスト

DCCへの対処は、知っていれば難しくありません。

出発前に次の点を確認しておくと、現地で迷わずに済みます。

  • お手持ちのカードの会員規約で「海外事務手数料」の率を確認する(JCBは公式サイトに1.60%と明記)
  • カード会社のアプリで利用通知をオンにし、通貨と金額をすぐ確認できるようにする
  • 「원화로 해주세요(ウォナロ ヘジュセヨ=ウォンでお願いします)」を覚えておく
  • ATM画面の「DECLINE CONVERSION」=ウォン建て、を覚えておく
  • レシートは帰国後に明細と照合するまで捨てない
  • 複数ブランドのカードを持っていく場合、どのカードをメインにするか決めておく
  • ウォンのチャージ型サービスを使う予定なら、事前登録や本人確認を済ませておく

同じ内容を「出発前」「現地で」「帰国後」の時期ごとに並べ直すと次のようになります。

時期やること理由・根拠
出発前会員規約で海外事務手数料の率を確認JCBは公式サイトに1.60%と明記。Visa・Mastercardはカード発行会社ごとに異なる
出発前カード会社アプリの利用通知をオンにする通貨の違いに早く気づける
出発前「원화로 해주세요」を覚える店員さんが日本円の画面を出したときに伝える
出発前「DECLINE CONVERSION」=ウォン建てを覚えるVisa公式案内
出発前メインにするカードを決める複数ブランドを持っていく場合
出発前チャージ型サービスの事前登録・本人確認ウォンのチャージ型サービスを使う予定の場合
現地で端末の通貨選択ではKRWを選ぶJCB公式が現地通貨での支払いを推奨
現地でATMではDECLINE CONVERSIONを押すACCEPT CONVERSIONは割高になる場合がある(Visa公式)
現地でレシートの通貨欄を確認し、JPYならその場で再決済を依頼売上票の現地通貨が優先(JCB公式)
帰国後レシートと利用明細を照合する照合が終わるまでレシートは捨てない

まとめ:DCC 海外決済で損しない3つのルール

  • 店頭の端末で通貨を聞かれたら「KRW(ウォン)」を選ぶ
  • ATMでは「DECLINE CONVERSION」を押す(Visa公式案内)
  • レシートの通貨欄が「JPY」なら、その場でウォン建てへの再決済を依頼する(JCB公式「売上票の現地通貨が優先」)

ウォン建てを選んでも、カード会社の海外事務手数料(例:JCBは基準レート+1.60%)はかかります。

それでも、店側が独自に決めるDCCのレートより不利になる可能性は低い、というのがカードブランド公式の見解です。

やることやらないこと
端末で「KRW」を選ぶ端末で「JPY」を選ぶ
ATMで「DECLINE CONVERSION」を押すATMで「ACCEPT CONVERSION」を押す
レシートの通貨欄を決済直後に確認するレシートを見ずに店を出る
JPYだったらその場で再決済を依頼する翌日以降にカード会社へ通貨変更を相談する(基本的にできない)

ウォンを直接チャージして使う選択肢:moin card(モインカード)

「毎回KRWを選ぶのが面倒」「そもそも円換算の手数料が気になる」という方には、ウォンをあらかじめチャージして韓国内で使うプリペイド型の選択肢もあります。

MOIN(モイン)が準備中の「moin card」は、公式サイトによると2026年下半期リリース予定で、現在事前登録を受け付けています。

公式サイトで案内されている確認済みの条件は「チャージ手数料0%」です。

決済時の手数料やその他の条件は、本記事執筆時点では公式に確認できていないため記載していません。

項目内容確認状況
サービス名moin card(モインカード)公式サイト
運営MOIN(モイン)公式サイト
タイプウォンをあらかじめチャージして韓国内で使うプリペイド型公式サイト
リリース時期2026年下半期予定公式サイト
チャージ手数料0%公式サイトで確認済み
決済時の手数料―執筆時点で未確認のため記載なし
その他の条件―未確認。変更される可能性あり
事前登録受付中。リリース時に先着順で案内公式サイト

※moin cardは2026年下半期リリース予定であり、サービス内容・手数料・対応範囲などの条件は変更される可能性があります。

最新情報は公式サイトでご確認ください。

リリース時には事前登録の方から先着順に案内されるとのことです。

韓国旅行・滞在の予定がある方は、moin card 事前登録フォームから登録しておくと、開始時にすぐ使い始められます。

本記事で確認した出典(2026年10月16日時点)

  • Visa(visa.co.jp)「海外ATMの操作方法」:DECLINE CONVERSION/ACCEPT CONVERSIONの説明
  • JCB(jcb.co.jp)「海外旅行でクレジットカードを使うメリットと注意点、手数料の計算方法」:現地通貨での支払い推奨、基準レート+1.60%
  • JCB(jcb.co.jp)「海外でのカード利用上のご注意」:売上票の現地通貨が優先
  • MOIN(card.themoin.com):チャージ手数料0%、2026年下半期リリース予定、事前登録受付中

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