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韓国の地下鉄の乗り方とTマネー完全ガイド|運賃・チャージ・払い戻し|MOIN

韓国の地下鉄の乗り方とTマネー完全ガイド|運賃・チャージ・払い戻し|MOIN

韓国の地下鉄の乗り方から、Tマネーのチャージ・払い戻し、交通費が戻ってくる制度まで、韓国での移動に必要な情報をまとめました。

この記事のポイント

  • ✅ 地下鉄の基本運賃は交通カードで1,550ウォン(現金は1,650ウォン)。10kmを超えると距離に応じて加算されます
  • ✅ 交通カードは「実物のTマネー」「モバイルTマネー」「後払い交通カード」から選べます。iPhoneもApple Walletに対応(2025年7月22日〜)していますが、チャージには条件があります
  • ✅ 降車時のタッチを忘れると、乗り換え割引が受けられないことがあります
  • ✅ 2026年10月1日で気候同行カードの30日券は終了。交通費の還付は「モドゥのカード(K-PASS)」に一本化されます
  • ✅ カードの残額は、コンビニや地下鉄駅で払い戻しできます(手数料500ウォン)

韓国で暮らし始めて、いちばん最初に必要になるのが交通カードです。ソウルは地下鉄の路線が細かく張りめぐらされていて、バスへの乗り換えもカード1枚で完結します。日本のSuicaやPASMOと似ているようで、運賃の計算方法や払い戻しのルールは意外と違います。

ここでは、韓国の地下鉄の乗り方とTマネーの使い方を、はじめての方にもわかるように順番に整理しました。2026年に変わった制度(気候同行カードの終了と、モドゥのカードへの一本化)もあわせて確認できます。

1. 韓国の交通費はいくら?運賃の基本

まずは運賃の感覚をつかんでおきましょう。韓国の首都圏では、地下鉄もバスも交通カードで乗るのが基本です。現金だと割高になり、乗り換え割引も受けられません。

種類 一般(カード) 一般(現金) 備考
地下鉄 1,550ウォン 1,650ウォン 基本10kmまで(2025年6月28日改定)
幹線・支線バス(青・緑) 1,500ウォン ソウル市内の一般路線
循環バス(黄) 1,400ウォン 都心の短い循環路線
村バス(マウルバス) 1,200ウォン 駅から住宅街へのミニバス
広域バス(赤) 3,000ウォン ソウル⇔京畿道など
深夜バス(Nバス) 2,500ウォン 深夜〜早朝に運行

距離によって加算されます

  • 基本10kmまでは基本運賃のまま
  • 10km超〜50kmまで:5kmごとに100ウォン追加
  • 50km超:8kmごとに100ウォン追加

ソウル市内の移動なら、だいたい1,550〜1,850ウォンにおさまります。京畿道まで出ると2,000ウォンを超えることもあります。

早朝に乗るなら20%引き

始発から午前6時30分までに乗車すると、カード運賃が20%割引になります(早朝割引)。朝が早い仕事や空港へ向かう日は、少しおトクです。

2. 韓国の地下鉄の乗り方|改札のタッチから乗り換えまで

流れ自体は日本と同じですが、降りるときのタッチが必須という点だけは覚えておいてください。

① 改札でタッチして入る
残額が基本運賃より少ないと、改札は開きません。駅にあるチャージ機(충전기)で先にチャージしておきましょう。

② ホームで方向を確認する
韓国の案内表示は「次の駅の名前」で方向を示します。路線番号と色(2号線=緑、3号線=オレンジなど)を目印にすると迷いにくくなります。急行(급행)は各駅停車と停まる駅が異なるので、表示を確認してください。

③ 降りるときも必ずタッチする
降車時のタッチで、乗った距離に応じた運賃が精算されます。タッチを忘れると、乗り換え割引が受けられなかったり、次に乗るときに追加運賃がかかることがあります。

④ 乗り換えは30分以内なら追加運賃なし
地下鉄とバスの間も、同じカードなら乗り換え割引の対象です。

条件 内容
時間 降車タッチから30分以内に次の乗車(21時〜翌朝7時は60分以内)
回数 連続して最大5回の乗車まで認められます
運賃 全区間の距離を合算して計算(乗るたびに基本運賃がかかるわけではありません)
条件 降車時のタッチが必須。同じカードで乗り継ぐこと

⑤ 移動はアプリで調べるのが確実
韓国ではGoogleマップの経路検索が弱いため、地元の人はネイバー地図(네이버 지도)やカカオマップ(카카오맵)を使います。どちらも日本語表示に対応しています。

3. 交通カードはどれを選ぶ?4つの選択肢

「Tマネー(T-money)」は韓国でいちばん広く使われている交通カードの名前です。形はいくつかあるので、滞在の長さと生活スタイルで選んでください。

種類 買い方・作り方 向いている方 注意点
実物のTマネーカード コンビニ(GS25・CU・セブンイレブンなど)で購入。カード代は2,500ウォン前後 まず1枚持っておきたい方、来韓直後の方 カード代は払い戻しの対象外。現金チャージが基本
モバイルTマネー アプリをインストールして発行。Android(NFC)とiPhone(Apple Wallet)に対応 スマホで完結させたい方 Apple Wallet内でのチャージには韓国発行のカードが必要です(第4章)
後払い交通カード 韓国の銀行のチェックカード/クレジットカードに交通機能を付ける 外国人登録証があり、韓国の口座を持っている方 発行に審査や店舗手続きが必要な場合があります。チャージ不要
気候同行カード短期券(1〜7日券) 地下鉄駅の無人チャージ機で購入・チャージ 韓国に遊びに来るご家族・ご友人 ソウル市内の利用範囲に限られます

気候同行カード短期券の料金

券種 料金
1日券 5,000ウォン
2日券 8,000ウォン
3日券 10,000ウォン
5日券 15,000ウォン
7日券 20,000ウォン

日本からご家族が遊びに来るときは、この短期券を勧めると乗るたびのチャージが不要になります。30日券は2026年10月1日で終了しますが、短期券は引き続き利用できます(第6章)。

4. Tマネーのチャージ方法

チャージ(충전)の場所は、思っているより多くあります。

  • コンビニ:レジで「チュンジョン ヘジュセヨ(충전 해주세요)」と言えば大丈夫です。現金でのチャージが基本です
  • 地下鉄駅の無人チャージ機:改札の内側・外側どちらにもあります。日本語表示に切り替えられる機種も多く、紙幣で入金できます
  • モバイルTマネーアプリ:銀行口座、チェック/クレジットカード、携帯料金合算などから選べます
  • Apple Wallet(iPhone・Apple Watch):2025年7月22日からTマネーに対応しました。ただし、Apple Wallet内でチャージするには韓国で発行されたカードが必要です。韓国でApple Payに登録できるカード会社は、2026年時点では現代(ヒョンデ)カードのみです
  • 現代カードをお持ちでない方:モバイルTマネーアプリでTマネーを発行し、アプリの「Apple 지갑에 추가(Apple Walletに追加)」を選べば、iPhone・Apple Watchで乗車できます。チャージはアプリ側で行います
  • 海外で発行されたカード:2026年3月18日から、モバイルTマネーアプリで海外発行カードによるチャージができるようになりました。確認できている対応ブランドはMastercard・American Express・UnionPayです(Visaは対象外。JCBは公式の案内に記載がないため、アプリでご確認ください)。チャージ手数料がかかる場合があります。なお、Apple Wallet内で海外発行カードを使う方式は、検討はされましたが実現していません

💡 チャージは1,000ウォン単位で、残額の上限は50万ウォンです。地下鉄・バスのほか、コンビニやカフェの支払いにも使えます。

5. Tマネーの払い戻し(残額の返金)

日本に帰る前や、後払いカードに切り替えるときに使える手続きです。場所によって、払い戻せる残額の上限が違います。

場所 払い戻せる残額 手数料 受け取り方
コンビニ 3万ウォン以下(店舗により2万ウォン未満の場合あり) 500ウォン 現金
地下鉄駅の案内センター 5万ウォン以下 500ウォン 現金(モバイルTマネーは対象外)
銀行ATM 50万ウォン以下(月50万ウォンまで) ご本人名義の口座へ入金
Tマネータウン(本社) 1日1人50万ウォンまで 月50万ウォンまで無料、超過分は1% 口座入金

知っておきたいポイント

  • カードの購入代金(カード代)は払い戻されません。戻ってくるのは残額だけです
  • モバイルTマネーのアプリには、実物カードの残額をアプリに移す「残額移転」機能があります。この方法なら500ウォンの手数料がかかりません
  • 一部だけ払い戻したい場合は、Tマネー本社または地下鉄の顧客センターで対応しています

⚠️ 気候同行カード(30日券)の払い戻しは手順が違います。使用期間が終わる前に地下鉄駅の無人チャージ機またはアプリで「利用停止」の処理をし、期間満了日から15日以内にTマネーのサイトで申請します。手数料は500ウォン(チャージ額の80%以上を使っていれば免除)です。

6. 【2026年の変更】気候同行カードの終了と「モドゥのカード(K-PASS)」

ソウル市の定期券「気候同行カード(기후동행카드)」の30日券が終了します。国の制度「モドゥのカード(모두의 카드/K-PASS)」に一本化されるためです。今まで使っていた方も、これから使う方も、ここは確認しておいてください。

区分 期限
前払い30日券のチャージ 2026年8月31日まで
前払い30日券の利用 2026年9月29日まで
後払いカードの利用 2026年9月30日まで
正式な終了 2026年10月1日
短期券(1〜7日券) 終了せず、引き続き利用できます

これからは「モドゥのカード(K-PASS)」

2026年1月から始まった、交通費が戻ってくる国の制度です。K-PASSを拡大改編したもので、毎月の基準額を超えた交通費が還付されます。

項目 内容
対象 満19歳以上で、K-PASS参加自治体に住民登録がある方。外国人登録証をお持ちの方も対象です
条件 1か月に15回以上、公共交通を利用すること
還付の方式 基準額(首都圏・一般の目安:月62,000ウォン)を超えた分の還付、または利用額に対する割合の還付(一般20%・青年30%など)のうち、有利な方が自動で適用されます
申し込み 対象のカードを発行 → K-PASSのアプリ/サイトで会員登録 → カードを登録
受け取り 登録した口座への入金、または次回のカード請求額から差し引き(カード会社により異なります)

💡 モバイルTマネーのアプリからも登録できます。iPhone・Apple Watchで乗っている方も対象です。基準額や還付率、自治体ごとの追加特典は変わることがあるので、申し込み前に公式の案内で最新の内容をご確認ください。

7. SuicaやPASMOとの違い

日本の交通カードに慣れている方が「あれ?」と思いやすいポイントを並べました。

項目 Tマネー(韓国) Suica・PASMO(日本)
カード代 2,500ウォン前後。返ってきません デポジット500円。返却時に戻ります
残額の払い戻し コンビニ・地下鉄駅・ATMなどで可能 駅の窓口などで対応
チャージ コンビニ、駅の無人チャージ機、アプリ 券売機、コンビニ、アプリ
オートチャージ ありません。代わりに「後払い交通カード」を使います 条件付きで利用できます
スマホ対応 Android(NFC)、iPhoneもApple Walletに対応(2025年7月22日〜)。ただしApple Wallet内のチャージは韓国発行カードが必要 Apple Pay・Google Pay
降車時のタッチ 必須。忘れると乗り換え割引の対象外になることがあります 必須
地下鉄⇔バスの乗り換え 30分以内なら追加運賃なし(連続最大5回まで) 事業者ごとに条件が異なります
交通費の還付制度 モドゥのカード(K-PASS)に登録すれば還付されます 定期券が中心

いちばん大きな違いは、カード代が戻らないことと、乗り換え割引が降車タッチとセットになっていることの2点です。

8. よくある質問(FAQ)

Q1. 降りるときのタッチを忘れました。どうなりますか?
その乗車分の乗り換え割引が適用されず、次に乗るときに追加運賃がかかることがあります。地下鉄は改札を通らないと出られない構造なので、忘れやすいのはバスです。バスでも、後ろのドアの読み取り機に必ずタッチしてください。

Q2. iPhoneでもTマネーは使えますか?
使えます。2025年7月22日から、Apple WalletにTマネーを追加して、iPhone・Apple Watchのタッチで地下鉄やバスに乗れるようになりました。気をつけたいのはチャージです。Apple Wallet内でチャージするには韓国で発行されたカードが必要で、韓国でApple Payに登録できるカード会社は2026年時点では現代カードのみです。現代カードをお持ちでない場合は、モバイルTマネーアプリでTマネーを発行して「Apple Walletに追加」し、チャージはアプリ側で行ってください。アプリなら、2026年3月18日から海外発行カード(Mastercard・American Express・UnionPay。Visaは対象外)でもチャージできます。

Q3. 日本のSuicaやPASMOはそのまま使えますか?
使えません。韓国の交通系ICとは相互利用ができないため、韓国ではTマネーなどの交通カードを別に用意する必要があります。

Q4. 残額が足りないまま改札に行ったら?
改札は開きません。駅の無人チャージ機でチャージしてください。降車時に運賃が足りない場合は、駅の職員に伝えるか、チャージしてから精算します。

Q5. 気候同行カードを使っていました。何かする必要はありますか?
30日券は2026年8月31日でチャージが終了し、9月29日まで(後払いは9月30日まで)の利用で終了します。今後も交通費の還付を受けたい方は、モドゥのカード(K-PASS)の会員登録とカード登録を済ませておいてください。1〜7日券の短期券は、引き続き利用できます。

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