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韓国から日本への郵送ガイド|EMS料金7段階と郵便局の手続きを公式料金表で確認

韓国から日本への郵送ガイド|EMS料金7段階と郵便局の手続きを公式料金表で確認
韓国から日本への郵送 — 韓国の宅配・郵便で日本に送る方法と送料

旅行や留学、出張で韓国に滞在していると、荷物が必ず増えます。オリーブヤングで買い込んだコスメ、コンビニで集めたお菓子、現地で買った服や本、仕事で使った書類。スーツケースに入り切らない、あるいは帰国日より先に日本へ届けておきたい——そんなとき候補になるのが、韓国の郵便局(우체국)から日本へ送るという方法です。

この記事では、韓国から日本への郵送について、郵便局で選べる発送手段の違い、公式料金表で確認できるEMSの料金、郵便局での手続きの流れ、そして送れないものまでを、ひとつずつ整理します。料金は推測を書かず、韓国の郵政事業本部(우정사업본부)の公式料金表で確認できた数字だけを、確認日とあわせて掲載します。

Table of Contents

最初に押さえる3つの前提

細かい料金表に入る前に、韓国の国際郵便を理解するうえで前提になる考え方が3つあります。ここを飛ばすと「思っていた料金と違う」という事故が起きます。

1. 料金は「重さ」で決まり、箱の大きさも重さに換算される

韓国郵政の国際郵便は、重量区分ごとに料金が決まる仕組みです。ただし実際の重さ(実重量)と、箱のサイズから計算した容積重量(부피무게)を比べて、大きいほうの数字で料金が決まります。韓国郵政のEMS案内ページにも「実重量と容積重量のうち大きいほうを基準に料金を適用する」と明記されています。

つまり、軽いけれどかさばるもの——ぬいぐるみ、スナック菓子、衣類のような荷物は、重さのわりに料金が高くつきます。逆に本や化粧品のように密度の高いものは、箱の無駄を減らすほど有利になります。

2. 公式サイトに出ている料金は「基本料金」で、上乗せがありうる

韓国郵政の料金表には「上記の国際郵便料金は、追加運送手数料および付加取扱手数料を除いたものです」という注記があります。保険(보험)や配達確認などの付加サービス、燃油に関わる追加運送手数料がある場合、窓口で提示される金額は料金表より高くなることがあります。料金表の数字は下限の目安として読んでください。

3. 「書類」と「書類以外」で料金表が別になっている

EMSには書類(서류)とそれ以外(비서류)の2つの料金表があります。契約書やパスポートのコピーのような紙だけを送る場合と、物品を送る場合で、同じ重さでも料金が違います。物販や土産物はすべて「書類以外」です。

韓国の郵便局から日本へ送る4つの手段

韓国の郵便局の窓口で選べる国際発送の手段は、おおむね次の4種類です。速さと料金はきれいに反比例します。

手段韓国語表記速さの位置づけ向いている荷物
EMS(国際スピード郵便)국제특급우편最速クラス急ぎの書類、壊れやすいもの、追跡を重視したいもの
国際航空小包국제항공소포EMSより遅い急がないが数日〜1週間台で届けたい荷物
K-Packet케이패킷航空扱いの小型物2kg以下の小さく軽い荷物
船便小包선편소포最も遅い重くて急がない荷物、本や雑貨のまとめ送り

日本に帰国する前日に出して「帰国より先に着いてほしい」ならEMS、帰国後にゆっくり受け取ればいいならそれ以外、という分け方が実務的です。船便は到着まで数週間単位かかるため、滞在の終盤に出すのには向きません。

EMSの日本向け料金(公式料金表で確認)

ここからが実際の数字です。韓国の郵政事業本部(우정사업본부)が公開しているEMS料金表の「日本」欄を、2026年10月30日に確認しました。以下はその料金表に記載されている金額です。

書類(서류)を送る場合

重量日本向け料金日本円のめやす(参考)
0.3kgまで20,000ウォン—
0.5kgまで22,000ウォン—
1.0kgまで24,000ウォン—
2.0kgまで31,500ウォン—

※円換算はレートで日々動くため、本記事では意図的に記載していません。発送日のレートでご確認ください。

書類以外(비서류=物品)を送る場合

重量日本向け料金
0.5kgまで26,000ウォン
1.0kgまで28,500ウォン
2.0kgまで35,500ウォン
5.0kgまで43,500ウォン
10.0kgまで63,500ウォン
20.0kgまで98,500ウォン
30.0kgまで132,500ウォン

この表から読み取れることが2つあります。ひとつは、0.5kgと5kgで料金が2倍になっていないということ。0.5kgが26,000ウォン、5kgが43,500ウォンですから、重さは10倍でも料金は1.7倍弱です。小さな荷物を何度も送るより、まとめて1箱にするほうが明らかに有利です。

もうひとつは、10kgを超えたあたりから料金の伸びが素直になること。10kgが63,500ウォン、20kgが98,500ウォン、30kgが132,500ウォンで、10kgごとにおよそ35,000ウォンずつ増えています。留学の引き揚げなどで大量に送る場合は、この刻みを意識して箱を分けると計算しやすくなります。

なお、この料金表には付加取扱手数料と追加運送手数料が含まれていません。窓口での最終金額はこれより上がる可能性があります。

韓国から日本への郵送で郵便局を使う手順

韓国の郵便局(우체국)は平日9時から18時の営業が基本で、土日は原則閉まっています。土曜も開く一部の大型局はありますが、旅行者は平日の日中に行く前提で予定を組んでください。流れは次のとおりです。

ステップ1:荷物を梱包する

郵便局の窓口で国際郵便用の箱(박스)を購入できます。サイズがいくつか用意されているので、荷物を持ち込んでから選べば十分です。緩衝材やテープも売っています。ただし、容積重量の考え方がある以上、必要以上に大きい箱は損です。隙間が大きくなりそうなら一つ下のサイズを試してください。

割れ物(化粧品のガラス瓶、陶器など)は、衣類で包んで箱の中心に置くのが基本です。液体は漏れを想定して、個別にビニール袋へ入れておくと安全です。

ステップ2:送り状と税関告知書を書く

国際郵便では、送り状のほかに税関告知書(세관신고서)の記入が必要です。ここには中身の品名、数量、金額を書きます。品名は「gift」「goods」のような曖昧な書き方ではなく、「cosmetics」「snacks」「clothes」のように具体的に書いてください。曖昧な記載は税関での確認対象になりやすく、結果として到着が遅れます。

宛先の日本の住所は、ローマ字で書けば問題ありません。郵便番号を忘れずに入れてください。電話番号欄は、日本の受取人の番号を必ず記入します。

ステップ3:窓口で計量・支払い

窓口で荷物を計量し、重量区分に応じた料金が提示されます。支払いは現金のほかカードも使えるのが一般的です。発送後は追跡番号(등기번호)が記載された控えを受け取ります。これは到着まで必ず保管してください。

ステップ4:追跡する

韓国郵政のEMSサイトで追跡番号を入れると、韓国国内での引受から日本側への引き渡しまで確認できます。日本に入った後は日本郵便側の追跡に引き継がれます。

送れないもの・注意が必要なもの

ここを軽く見ると、荷物が差し戻されたり、中身だけ抜かれて戻ってきたりします。国際郵便の禁制品は、航空輸送上の危険物と、相手国の輸入規制の2方向から決まります。

  • リチウムイオン電池:モバイルバッテリー、電池内蔵のガジェット類は航空輸送に制限があります。機内持ち込み手荷物で持ち帰るのが確実です。
  • スプレー・エアゾール類:ヘアスプレー、制汗スプレー、一部のミスト化粧品が該当します。
  • アルコール度数の高い液体:香水やアルコール消毒剤も、度数と量によって引き受け不可になります。
  • 生鮮食品・肉類:キムチや惣菜、肉加工品は日本側の検疫で止まる可能性があります。真空パックであっても、肉製品は原則として持ち込み規制の対象です。
  • ライター・マッチ:航空危険物です。

判断に迷うものは、窓口で現物を見せて確認するのが最短です。郵便局の職員は国際郵便の禁制品リストを持っています。「これは送れますか」と聞くだけで解決します。

また、送る品物の合計金額によっては、日本側で受け取り時に関税・消費税がかかります。免税の基準額は制度変更がありうるため、本記事では具体的な金額を書きません。高額なものを送る前に、日本の税関の公式案内で最新の基準を確認してください。

よくある失敗と、その回避法

よくある失敗何が起きるか回避法
帰国日の前日に郵便局へ行く土日で閉まっている/混雑して間に合わない平日の午前中に行く。帰国3日前には済ませる
大きすぎる箱を選ぶ容積重量で料金が跳ね上がる荷物に合うサイズを選び、隙間を減らす
税関告知書を曖昧に書く税関で止まり到着が遅れる品名は英語で具体的に。数量と金額も正確に
小分けにして何度も送る合計料金が割高になる1箱にまとめる。料金表は重さが増えても緩やかにしか上がらない
モバイルバッテリーを箱に入れる窓口で引き受け拒否、または抜き取り返送電池類は手荷物で持ち帰る
追跡番号の控えを捨てるトラブル時に照会できない受け取り確認まで保管、写真を撮っておく

発送費の支払いと、韓国滞在中のお金まわり

郵便局の窓口はカード決済に対応していますが、ここで地味に効いてくるのが「海外決済の上乗せ」です。日本のクレジットカードで韓国ウォンの支払いをすると、為替レートに加えて海外事務手数料が乗ります。1回あたりは小さくても、滞在中の決済をすべて足すと無視できない額になります。

韓国滞在中の支払いについては、場面ごとに別記事でまとめています。あわせて読むと、現地での支払いの全体像がつかめます。

なお、荷物ではなくお金を日本に移したい場合は、郵便ではなく送金サービスの領域になります。現金を封筒に入れて送るのは国際郵便では認められていません。この点は上の送金FAQ記事で整理しています。

まとめ:韓国から日本への郵送の判断フロー

最後に、荷物を前にしたときの判断を一本の流れにまとめます。

  • 急ぐ・追跡を重視する → EMS。日本向けは書類0.3kgまで20,000ウォン、物品0.5kgまで26,000ウォンから(郵政事業本部 公式料金表、2026年10月30日確認)
  • 急がない・2kg以下で小さい → K-Packetや航空小包を窓口で比較
  • 重い・まったく急がない → 船便小包
  • 電池・スプレー・肉製品 → 送らない。手荷物か、現地で消費する
  • 箱は荷物に合うサイズ。隙間を減らすほど安くなる
  • 平日の午前中に、帰国の3日前までに郵便局へ

料金は改定されます。本記事の数字は2026年10月30日時点で韓国の郵政事業本部の公式料金表に掲載されていたものです。発送前に必ず郵便局の窓口か公式サイトで最新額をご確認ください。

よくある質問(FAQ)

Q. 郵便局はどこにありますか。英語や日本語は通じますか。

ソウルなら明洞、鍾路、江南など主要エリアに郵便局があります。地図アプリで「우체국」と検索すれば最寄りが出ます。英語は局によりますが、国際郵便の窓口は書式が英語併記なので、品名を英語で書ければ会話がほとんどなくても手続きは進みます。翻訳アプリを1つ入れておけば十分です。

Q. ホテルから集荷に来てもらえますか。

韓国郵政には集荷(방문접수)の仕組みがありますが、申し込みは韓国語中心で、短期滞在の旅行者が使うにはハードルがあります。窓口に持ち込むほうが結果的に早いことが多いです。

Q. 中身が壊れていたら補償されますか。

EMSには損害賠償の制度がありますが、補償を受けるには発送時の記録と、受け取り側での開封前の状態が重要になります。高価なものを送るなら、梱包の様子を写真に撮り、送り状と領収書の控えを必ず保管してください。壊れやすい高額品は、そもそも手荷物で持ち帰るのが安全です。

Q. 食品は送れますか。

お菓子やインスタントラーメンなど常温の加工食品は一般に送れますが、肉が入ったものは注意が必要です。ラーメンのスープ粉末やレトルトに肉エキス・肉片が含まれる場合、日本側の動物検疫の対象になりえます。原材料表示を確認し、迷うものは入れないのが無難です。

Q. 書類だけを急いで送りたい場合は。

EMSの書類料金が最も分かりやすい選択肢です。0.3kgまで20,000ウォン(郵政事業本部 公式料金表、2026年10月30日確認)で、A4の書類なら数十枚入ってもこの区分に収まります。

Q. 荷物は何日で届きますか。

本記事では日数を断定しません。標準送達日数は路線や通関の状況で変わり、公式に確認できた数字がないためです。急ぐ場合は窓口で「いつ着くか」を確認し、余裕をもったスケジュールを組んでください。

ケース別・どう送るのが現実的か

ケース1:3泊4日の旅行、コスメを買いすぎた

スーツケースに入らない分だけを1箱にまとめ、EMSの物品区分で送るのが素直です。コスメは密度が高いので容積重量で損をしにくく、2kgや5kgの区分に収まりやすい荷物です。ただしスプレー類とアルコール度数の高いミストは分けて、手荷物で持ち帰るか現地で使い切ってください。

ケース2:1年の留学を終えて引き揚げる

衣類と本が中心になるはずです。本は重いので、急がないなら船便小包、急ぐなら10kg・20kgの区分で箱を分けるのが現実的です。EMSの物品区分では10kgが63,500ウォン、20kgが98,500ウォンなので、20kg1箱と10kg2箱では前者が安くなります。重量をまとめられるなら、まとめたほうが得です。

ケース3:出張で使った契約書を本社へ先に送る

EMSの書類区分です。追跡番号が出るので、到着を社内で共有できます。原本を送る場合は、念のため全ページをスキャンしてから発送してください。

ケース4:友人へのプレゼントを日本の住所に直送したい

送れますが、税関告知書の「gift」という記載だけでは不十分です。品名を具体的に書き、金額も実勢で記入します。受取人の電話番号は必須です。日本側で課税対象になった場合、受取人が支払う形になる点は事前に伝えておくとトラブルになりません。

料金を下げるために実際に効く5つのこと

  • 1箱にまとめる。料金表は重量が増えても緩やかにしか上がらないので、分割は不利です。
  • 箱のサイズを下げる。容積重量が実重量を上回っているなら、箱を小さくするだけで料金区分が下がります。
  • 重いものは船便に回す。急がない本や食器は、速さを捨てるだけで大きく下がります。
  • 現地で消費できるものは送らない。食べ切れるお菓子や使い切れる日用品を送るのは、送料のほうが高くつきがちです。
  • 不要な付加サービスを付けない。保険などは必要なときだけ。公式料金表の金額に上乗せされます。

韓国から日本への郵送は、結局のところ「重さ・体積・速さ」の3つをどう妥協するかという問題です。この3つを自分の荷物に当てはめて考えれば、窓口で迷う時間はほとんどなくなります。

最後にもう一度だけ。公式料金表は改定されます。本記事に載せた金額は2026年10月30日に韓国の郵政事業本部のEMS料金表で確認したもので、窓口で提示される最終金額は付加取扱手数料などにより上回ることがあります。数字を鵜呑みにせず、発送当日に窓口で確認する——これが結局いちばん確実で、いちばん速いやり方です。荷物の中身と重さだけ先に決めておけば、郵便局で迷うことはもうありません。

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